昨夜(2022年3月16日23時36分)福島県沖を震源とする最大震度6強(マグニチュード7.4、震源の深さ約57km)を観測しました。今朝の首相発表で4名の犠牲者と多くの怪我人、建物などの崩壊や損傷、損壊があったとありました。

心中お察しします。ご冥福をお祈りします。

 

私の住んでいる静岡県静岡市も最大震度3を体感しました。311の時もそうでしたが遠いので揺れている時間が長くいつまで続くのかと恐怖を覚えました。揺れを体感した皆様も多かったと思いますが、今一度自分の置かれている住処(すみか)の安全性を確認したのではないでしょうか。

 

静岡県の場合は建物を建設する時に耐震設計など全国平均に比べてとても高く厳しい基準となっています。

これはレベルの差はあるにせよ最低基準はクリアしないと建てられません。ですからよく言うローコスト住宅でもクリアしているはずです(これは図面レベルの話なので図面通りにキッチリとした施工監理をした場合は安全安心という話です)

当然静岡県内で建物を建てる場合、建設コストは他県で同じような住宅を建てるより割高になるのは当たり前です。

目に見えない部分にお金がかかっていると言う事ですね。ここにお金を払っていると言っても過言ではありませんが、ローコスト住宅の場合は何処からどうやってそのような構造と監理費(管理費では無い)が捻出れされているのか、甚だ疑問です。

2005年に発覚した姉歯建築士による耐震偽装問題。

風化させてはいけない話ですが、この令和の時代でも相変わらず懲りない方々は相変わらずいると言う事は断言出来ます。

 

弊社でも近隣の他県で建物を建設する時に驚いた事がありますが、静岡県では当たり前の事が当たり前ではない事があると言う事です。これは建築確認をとりにいく前の事前審査や協議など、静岡県では当たり前の提出書類が行政側が受理してくれないこともあります。理由は書類を受理する事が義務にはなっていない事は想像の範囲内ですが、そもそも行政側が受理してしまうと受理した行政は責任を負う可能性が出てしまうからです。耐震に関わることや構造に関わる事ですから他県の行政が書類を用意しても受け取ってくれない事に私は大いに驚きました。

 

弊社の場合はうるさいくらい厳しい検査と特別に作られたいい加減には出来ない仕様を作って監理にも非常にこだわっています。

具体的にはただの検査では無く、監査です。

一切の妥協はありませんし、現場の方々への徹底もされています。

それで若干割高になったとしても過去のお客さまから高いね、って言われた事はありません。

 

これはもしかしたらやらないでもいいのでは…と思う時もありますが、

私以上に現場にはお客さまの家では無く、自分の家を作っているつもり、という気持ちがあるようです。

ミスは人間ですからします、が出来る限り排除する様に日夜工夫しています。

 

地震に強いだけの面白くない家はいらない。

デザインも気に入って、

何よりお客さま自身が家に誇りを持てるあたたかい住処(すみか)をこれからも作っていきます☀️

 

 

このエントリーをはてなブックマークに追加