葵区/S邸 木造軸組工法(在来工法) 3階建

狭小の土地に大きく建てる、北側に面し住みやすさを追求した3階建て木造住宅。

狭小の土地に大きく建てる、北側に面し住みやすさを追求した3階建て木造住宅。

静岡市葵区内の住宅地に建つ、木造3階建の二世帯住宅。

土地は20坪程度の北側に面し、南側は2メートルほど土地が高くなっていて大きな家が建っている。

今回の計画地の南側には若干の庭があって少しだけ潤いがあった。

限られた土地のなかで採光と採風を計画し、1階部分は親、2階、3階を子世帯が住まわれ、洗濯機の配置を工夫して洗濯物が楽に上手に乾き、更に洗濯物にアイロンをかけたり裁縫をしたりする家事スペースも家事動線上に独立させた。

防火地域の為に一階部分の駐車スペースには防火シャッターがある

3階部分にある洗濯スペース。洗濯機の横には水場を兼ねて洗面化粧台も配置し、作業台も据え付けてある。

その横には洗濯物が干せるベランダがあり、洗いたての重い洗濯物はそばで干せ、乾いた物はそのまま取り込めその後の作業もやり易い。

部屋との境目としても役立つ。

洗濯スペースは本来ならベランダを繋ぐ廊下だが一工夫で奥さまが熱望した便利なスペースとなった

2階リビングにはご主人の遊び心でちょっとしたスペースを。

リビング内にある下は収納、上はご主人のパソコンスペース。

南側のお宅から少し離し、暖かい光が注ぐ2階リビング

リビングには畳スペースがあり、憩いの場となっている。

リビング直結の畳スペース。北側にあるのは安定した光を取り込むため

一階にもミニキッチンを設置して、お母さまの不意のお客さまにも対応出来るようにした。

1階ミニキッチン

一階部分の光と風の取り込みには特に工夫した。3階建ての木造住宅は構造計算が必須だが、一般的な耐震基準値よりかなり高い値の構造設計で実現した。